セルトキニォセの言葉

ニコシアからリヨンへ亡命した政治活動家、オシワオ・セルトキニォセの言葉を発信します。

区殳 り 書 き

ボイ!ってスペイン語動詞irの直接法現在形1人称だよな。

だからって別に何もないけど、イク!みたいな感じの叫びをオタクが楽曲に合わせてやっていってると思うとエモいなって。

雪降らぬ12月の今月号。

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・憤怒

オッパイ盛るな

 

・偏見

∅

Momが知り合いづてに読んだらしい。感想を求められてめちゃくちゃ困った。

そもそも俺は実感を以って漫画を読まないので、エシカルな意見など言えるはずもない。人物の動かし方が美しい!とか、そういう感じの天空目線なので、感情的な読み方を久しぶりにした。

その上で、学院に行って本当に良かったと思った。今回はそういう話。

俺は現役厨二病で、生まれてから今まで痛々しいこと以外をしたことがないと言っても過言ではないのだが、高校受験のときもそれは遺憾無く発揮されていた。自分が凡人である自覚があり、したがって自分の周りをとにかく社会から外れたもので囲みたかった。そうなることで、進化がブーストするような気がしたからだ。

だから、志望校は「変わった人が多い」という前評判の多いところしか選ばなかった。

結果、「変わり者」みたいなものへの畏れはかなり減った気がする。なんか「〇〇生は頭おかしいからwww」みたいな身内ノリとか抜きで、俺の周囲は普通にキショくて変わってる人が多かったし、そういうものに触れていくことで、「変わり者」のハードルは下がった。とりあえず、現状では白い粉さえやっていなければ大体は怖くない。

“せいぜい「普通」というのは信頼区間に入ったもので、座標上にあれば人間だから怖いことはない。思想が変でも焼けば死ぬ。”

そういう屈折した唯物論がインストールされてしまったので、「女の子は赤いランドセル背負って弱くないといけない」(上記リンク)とか、そういうものに心底同意することが出来なくなってしまった。というか、むしろ「わざわざ人を畏れに行って何が楽しいのか?」と思う。

そんなに思想が怖いなら、ナイフやら拳銃やらメリケンサックやら持ち歩けばいいのに.........と漫画を読んで思った。こうなるので実感で漫画を読むのは苦手だ。

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・揺れ

俺は座ってるときにモジモジしてる奴が、心の底から嫌いで、軽蔑してしまう。もちろん、診断書持ちなら構わないし、そりゃもうどうすることもできないので「仕方ないね」で済むが、健常者でモジモジしたり指先を弄る奴がこの上なく苦手だ。男女問わず。女であってもそれを赦すことはない。

筋力が足りないのがまず一つ。同じ姿勢をキープするのは意外にも筋力を必要とするので、実は力がない人ほどずっと綺麗な姿勢で座っていられない。もう仕草で鍛錬が足りないということを表現しているのだ。

まあそれだけなら一々書き込んだりしない。だが、モジモジして横揺れすると、声が揺れるのは自然の摂理だろう。加えて、ハッキリとした発声にならないので、弱々しい声になる。

これだ。これがキツい。

舐めた態度で口をきくのは友情の証なのだろうか。言いたいことを不快感なくまっすぐに伝えるのが信用ではないのだろうか。そう考えるのは俺がパワハラ上司的な考えだからなのだろうか。

だとしたら、口を閉ざし「我関せず」というスタンスを取らざるを得ない。

しかし昨今の若い女性は本当に首が据わっておらず、それに付随してあざとい系男子(笑)(は?)も首を据わらせない。通常、初等教育段階が終わるまでに首は座るはずだが、どんな人生を送ったら健常者なのにそんなことになるのやら.........。

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・手招きゲームから降りる
「オタクは〇〇せんかい」「〇〇大生はやっぱり〇〇だよな」「〇〇なので〇〇してしまった」「〇〇〇〇〇」.........。

この世には数多くの手招きゲームが溢れている。お前も仲間だよな?お前も俺と同じだよな?という、自認力の弱さからくる確認作業に始まり、あるときは囲い込み、あるときは排他に繋がる。

結局、こういうのはオタクであることや学校に帰属することに由来するものじゃない。人間であることに由来する。そして俺は本質的に人間嫌いなので、こういうのが同様に嫌いだ。

「オタクは留年せんかい」とかが一番無理。留年することが絶対悪とは俺は思っていないけど、その理由をそこに据えるの?

マジで人として気持ち悪ければ馴れ合いを全部切って成績取りながら自分の好きな勉強をするし、そうでないのはお前の執念が足りないからだ。オタクであることは、関係ないどころか、オタクであればあるほど本来は留年から程遠いはずなのだ。

あとのことは知らん。勝手にやってほしい。やるのは勝手だけど、俺はダサい(と個人的に思う)のは嫌いなので、俺を巻き込まないでくれよな。

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・界隈

思えば、界隈とか集団に意欲的に属したことがない。作ろうとも思ったことはなく、牛後にも鶏頭にも帝王にも奴隷にもなれなかった。

小学校の頃からそうだった。学級委員はおろか班長すらなるのが嫌で、その調子で気が付けば反権みたいな感じになってしまった。今でも生徒会長とか風紀委員とかやっているのを見るとどこか寒いと思ってしまう。悪いわけではないが、寒い。オタクの界隈にもそういう委員会の風を感じるのは俺だけなんだろうか。

とにかく、なんか腕章をつけて気を膨らませたいあの感じ。まあわからんくもない。アニメキャラと同じ靴を履いたりゲームの主人公と同じメガネを付けたりするとなんか力が湧いてくる感じによく似た精神エネルギーの増大。そういうものに惹かれるのはわからなくもない。

だが、それを集団芸にする必要があるだろうか?

これは単に俺がアウトサイダーだからこう思うだけなんだろうか。女装せず一人でエロ絵被ってはしゃいでたあの頃から何一つ変わらず、俺はこのスタンスで立っている。アウトサイダーとして、忌み子として。

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・少年漫画セリフer

漫才コンペでオタクが優勝した。ピンと漫才の2冠達成は現在2人、どちらも東方キッズだ。

成績自体は素晴らしく、芸も悪くはないと思う。俺は普通に好き。優勝だったかどうかはさておき。

そんなこんなで、癖の強い振る舞いが社会に受容されつつあるなぁ、と思う事柄が増えてきた。癖の強い、少年ギャグ漫画セリフっぽい言葉言ってウケる奴、増えたなぁ。

何の漫画とは言わないが、銀髪チャランポランが木刀振る漫画、ああいう喋り方の人がゼロ年代とは明らかに違う意味で「変わった人」として価値を持ち始めてる。突っ込む前に叫んだり、やけにダルそうに話し始めたり、斜に構えたようなことを長々と言ったり、普通なら「なんかお前面倒臭えな」と言われるようなそれも「変わっててなんかおもれーわw」となってきているように感じる。

ええんか、それで。

変わったことをするから楽しいんじゃないのか。厨二病精神はどうした。お前まさか、大人になって人から受け入れられることに暖かみを感じちゃったのか。

オタクカルチャーが技術革新とともに受け入れられていくと同時に、その上澄みにある付随カルチャーも浸透していく。コアからマスになっていけば、かつてハズレ者だった彼らも市民権を得て、次第に牙を失う代わりに温かい羽毛を得る。

それを悪いことだと断じるほど、俺は情に熱い男じゃない。勝手にしろ。それ以外言えない。

が、それが果たして本当に幸せに繋がっているのか。そこをよく考えるべきだと思う。

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・追憶

今や関係の薄くなった人々が幸せに生きているだろうか、と、たまに思う。

俺のことはさっさと忘れて幸せに生きてるといいな。

俺は他人から恨まれるのも過剰に心配されるのも好きじゃないので、とりあえず幸せに暮らせ。以上。

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生憎、クリスチャンが好きじゃないので、行事には興味がない。だけど、それでも人々が幸福になるなら、都合よく「メリークリスマス!」って心の中で唱えてもいいのかな、と一瞬だけ思う。

 

メリークリスマス、皆が聖とされますように。

俺も聖とされるといいな、ワール枢機卿パウロ2世.........マイメンじゃんなワイら。


[終劇]