セルトキニォセの言葉

ニコシアからリヨンへ亡命した政治活動家、オシワオ・セルトキニォセの言葉を発信します。

第三者のタッチ、一人称の気づき。

導入

全てのキッカケは、ヘアカットの予約で開いた某ッ卜へ°ッ八一に表示されたクーポンだった。

「ボディケア3000円オフクーポン」

結構な額の値引きを見て、筆者は「せっかくここまで安いなら、一回ガチで手を入れてみても良いかもしれないな。」

と思い、いざ、新宿某所のそれなりにTVとか出てるメンズエステへ。電話しなくても良いのがオタクに優しい。スタバとかホットペッパービューティーがオタクに優しいの、萌えに理解のあるギャルかよ。

メンズエステ(マジ)

西新宿の雑居ビルの上層階へ。ビルの奥行き無さそうだけど、本当に大丈夫?と思いながら上がったら、めちゃくちゃ狭い部屋へ。大丈夫じゃなさそう。

とはいえ2.5kで全身マッサージ受けてデトックス出来るんだからいいっしょ!wと思い、とりあえず個人情報とサインを書く。すると、着替えのフェーズへ移行することに。

そこで渡されたのが、茶色の紙パンツ。「こちらに履き替えてください。」とのこと。

いや、霜降りのバラエティでしか見たことないけど、マジであるんか。

衝撃で時間を置き去りにしたような感覚に浸りながらも、とりあえず準備完了。ベッドに行くと、ちゃんと穴が空いてている。隣にエグい機械もあるし、まあ地上波でやるだけある店なんだな〜..........と思ったけど、オイルを塗る時にえげつない不安に。

店員、手つきがすごい。オイルを含んだ手って、視界を奪われた状態で肌をもって知覚すると触手にしか感じないんだよね。え、これ大丈夫?俺は虹色運動に寛容だけど、当事者にはなりたくないぞ?????(結論、元サッカー部の真面目ノンケだったので大丈夫でした)

ネットリした手つきで軽く恐怖を覚えた後、施術開始の掛け声。足裏はさほど痛くなく、「なんだwマッサージ怖かったけど大したことねーじゃんw」と余裕をこきながらエステお兄さんと会話。しかし、ふくらはぎで(あれ?痛くね?)と若干不安を覚え、その不安は膝裏で大爆発して絶叫へ。

膝裏というのは、

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膝裏のリンパの詰まりに効くツボ|三鷹の自律神経専門 鍼灸院 コモラボ【公式】

こういう場所らしく、もうとにかく痛かった。めちゃくちゃ痛かった。マジで。横隔膜がビクビクするくらいキツかった。でもその上の股関節も同様に痛く、脚はとにかく上部で絶叫しまくった。

お兄さんは「普段手入れしてないとぉッ、ねッ、こうなるんですよッ」とちいかわのモブみたいなことを言ってきながらゴリゴリ押してくるし、でもその通りなのでやめてほしくはないし、結局めちゃくちゃ耐えた。結果、足の感覚はほぼ無くなってしまった。

次に上半身だが、膝裏と股関節に及ぶ痛みはなく、印象は薄かった。が、少し腹が弛んでいたので、それを弄られている時は若干くすぐったくて恥ずかしかった。

全身を施術後、電気ホットカーペットみたいなやつで簀巻きにして10分..........のはずが雑談が盛り上がり15分あっためてた。結果、ペットボトル半分くらいの汗が出て、身体が笑えるほど軽くなっていた。関節のキシキシ感も気怠さもなく、ガチで羽がついたような感じに。思わず回数券を買ってしまった。

エステ後に

  • マッサージを通じて、自分の身体への理解が深まる!
  • マッサージを通じて、自分の身体との付き合い方がわかる!

と、完全に何かに目覚めた筆者は、金を払って第三者に触れてもらうことで自己理解を深めるアクティビティをもっとしよう!とアクセルを踏み始めた。

せっかく年齢も進むんだ、そろそろ未体験への恐怖とか捨てよう、そう思い、“身体を綺麗にしてくれる”“股間のマッサージ”をしてくれる場所を、電話で予約することに..........。

泡領

「石鹸の領土」を意味するその施設に、人生で初めて行くことにした。

とりあえずハート数が多い人を指名して、3日間は“そういった”行為を控えて、いざ出陣(この日の午前には現環境から受けさせられた資格試験があった)。

ドアを開けようとしたらスッとドアが開き、3人の黒服が見えた。正三角形に配置された男たちに贅肉はなく、声は穏やかだが首を見るに結構強そうな感じだった。まあボクシングジム持ってるところだしそうなるか..........。

先払い、現金のみ。電話で忠告された通りだ。サッと払って、両手で渡されたお釣りを仕舞い、待合スペースへ。爪切りで深爪にしながら6分くらい時間を潰す。テレビが小音量で流れてて、先客が呼ばれて消えて、何かに似ているな..........と思ったら地元の内科の診察だった。

そんな邪念を巡らせてたら、準備完了の呼び声。黒服の「ごゆっくりお楽しみください(棒)(圧)」を背に、部屋へと招かれていく。

扉を潜ると、意外と広い部屋に。あの外観でここまで部屋が広いのか、と驚きつつも、風呂桶の浅さに若干苦笑。“姫”は身長もカップ数もあまり見ていなかったが、近くで見ると小柄巨乳で、デレの片桐みたいな感じだった。顔は全然不快ではない感じで、初めてにはちょうどいい感じだったかも?と思った。

エロ漫画によくある自己紹介じゃなくて、ふわ〜っと予約の確認。丁寧に自己紹介するのはパネル指名のときだけなのかな?まあ堅いの好きじゃないので助かった。

でも、服は脱がせてもらえると聞いていたのに、自分で脱ぐことになったのは少し悲しかった。いやメンズエステでも自分で脱いだんだからええやろ(セルフツッコミ)。次はドラフ族じゃなくて身長ある“姫”にして介護してもらおうかな。

生まれたままの姿になったら、スケベ椅子、間違えた、「介護風呂椅子」(Amazon | 介護風呂イス (介護椅子) 洗いにくい場所や怪我の場合、普段洗えない場所も簡単に洗えます | TOAMI | シャワーチェア)にかける。洗われてる時に目とか見られたら..........と心配していたけど、竹尺一つ分の差があるのでほぼ目は合わず。股間がツルツルになってスッキリしたら、(俺にとって)小さい風呂桶へ。

入ったらめちゃくちゃ湯が溢れた。

もしかして:

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オクサレ様が良きかなした直後、入浴剤を投下。そして湯に浸かりながら歯磨きとうがい。単純に風呂が気持ちよくて笑ってしまった(炎天下の中公園で時間を潰した身には炭酸浴が効くのだ)。童貞的には、生裸を隣にしてるだけでもガチガチになるべきなのに、お風呂が気持ちよくてシナシナになって、恥ずかしいというか虚しくなってしまった。

そうやって良きかなしてたら、上陸命令を下された。隅に座って風呂の対角線の中点を見る感じに座ると、“”“マッサージ”“”“が開始された。

しかし..........

  1. タマ責めだが、普段の自慰でローションを使って裏を責めるので、新鮮さがなくビキビキになりきれなかった。舌が肥えると不幸になるとはよく言うが、オナニーも肥やしてはいけないのだな..........と反省した。
  2. フェラだが、概ねホットTENGAだった。アカン。良い器具を使うと新鮮さが無くなるんだな..........と、これまた反省。

と、文明の発達と勝手な工夫に、快楽を奪われて悲哀を感じてしまった。俺は悲劇の主人公だ。文明の被害者なのだ。

しかし、嬉しいこともそれなりにあった。

  1. 初のπズリ。へぇ。「圧力が無いので正直..........w」みたいな話は聞いてたけど、マジなんだ。でも俺は気持ちよかった。
  2. 初めてクノイチロードに指を入れたが、意外と骨感があって、粘膜の感じも解剖図に近かった。なんかこれ、何処かで見たことがある!あ!アレだ!→2分で習得!潮噴き講座 ~南佳也編~ - ニコニコ動画
  3. ディープキス。一番忍耐を要するところだった。交響詩の、ラスト大盛り上がりする直前みたいな、そのくらいジワジワと進行する感じで、かなり緊張した。

そんな感じで、未発射ギンギンのコンディションにしてもらい、ネクストステージへ。

ベッドに浅く腰掛けると、さっきのサービスをラッシュ、その後素股に。素股って聞くと変な笑いが出る(スタバ 旧作 7泊OK - YouTube)が、シームレスに移行してくれたおかげでインターネット邪念を回避しギンギン維持へ。そして深く腰掛けると同時に

責めたい?責められたい?

の問いが投げかけられた。

オイオイ、舐めるなよ(この時点で乳首はかなり舐められて感じてた)。俺は童貞なんだぞ?

答えは

責められたいです..........笑

に決まってんだろ‼️‼️‼️👒👊

それなりに責めつつゴムを嵌め、いざ、『大自慰者』(The Great Masturbator - Wikipedia)を『世界の起源』(https://en.m.wikipedia.org/wiki/L%2527Origine_du_monde)へ___。

 

んん、

 

ほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜....................。

 

人間の体温と重みを感じた。

 

姦淫サブカルでは、陰茎だけを取り上げることが極めて多いが、そうではない。

総合的な。身体総合的な営みなのだ。

 

なるほど。

どこにも書いていなかった。

寝技ってそういうことか..........。

 

と勝手にスペースキャットしていたら、体勢が変わって所謂騎乗のポーズに。その瞬間、ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ責める責める、オナニーばかりしてるので先が弱い、ので、そんな先っぽばかりやられたら!!!!!

そんなん!!!!!

 

「い、イク!」

 

それなりに出た。てかマジでイクって言うんだ、と自分の反射的な言動に驚いた(タラコ唇並感想)。

ちなみにこれが初発射。時間にして開始から40分。俺が遅いとか耐えたとか、という話ではなく、あちらがペースを維持していたんだと思う。

 

発射後のちょっとチカチカした頭に、“姫”からこんな質問が投げかけられる。

休憩する?2、3分くらい。

何を馬鹿な。俺はかつて10kmを42分で走った男なんだぞ。こんなんで終わるわけねぇだろ。また股間に感覚もある。答えは一つ。

いや、大丈夫なんで、お願いします。

 

☝️😭これが間違いだった..........。

 

結論を言うと、その後コックリングをつけてひたすらガシガシ扱いてもらって、2度目の発射はゴムじゃなく手コキだった。

なんと、なんと情けないことか。

2回戦も儘ならぬ男が。やれ男性だ、やれ闘争だ。

なんと。何と恥ずべき失態。

「初めてで2回も出るなんてすごいんですよ!」という言葉で照れてる場合じゃない。

ちょうどそこらへんで時間が来てタイマーが鳴り、後片付けに入った。入浴とオーラルケア、身体を洗って拭き、あとは衣類を身につけて..........あとは出るだけ..........あ、2組先に出るんですね、待ちですか、アハ、アハハ..........。

 

座って話すのはいいけどピッタリ隣やん。

んで、めちゃくちゃ良い声って言ってくれるじゃん、え、俺も男性声優なっちゃおっかな?笑これから俺アミューズメ/

 

出ますか。あ、はい。

 

そうして靴を秒で履き、黒服デルタにお辞儀をして、スムーズに青空の下へと帰ってきたのだった。

 

振り返り

初めて一人で回転寿司を食いながらこのブログを書いているが、とにかく未体験のことを体験して、恐怖を取り去ることは極めて重要なことだ。チー牛のエレメントである「オドオド感」はこういう未経験の不安から来る。だから、経験を積んで、男になる。今の俺には、経験値が必要なのだ。

また、無いもの探しも大事だが、今ある資産も見えてきた。腰だ。毎朝プランクをしていたおかげで、全く腰が痛くない。腰はデスクワーカーにとって弱点になり得るが、鍛えればあらゆる場面で活躍できる。腰は大事だし、今後もこれはやっていきたい。

足りないもの、足り続けたいもの。第三者に身体を預けることで、そこに初めて気がつく。何と素晴らしい経験だろうか。

そう思い綴り、最後に頼んだサーモンの寿司を平らげ、この雑記も終了することとする。

 

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